先天的に歯の無い患者さんへの2回法のインプラントを、写真つきでドクターが解説。

2回法インプラントの流れ

2回法インプラントとは、1回目の手術の際に、粘膜下にインプラントを埋めてしまう術式のことを言います。インプラントが骨と結合した後に、2回目の手術を行います。

以前は、1回法用のインプラントと2回法用のインプラントの2種類があったのですが、最近のインプラントではどちらの方法にも対応できるようになっています。
1回法の利点は、2次手術を回避できること、粘膜貫通部の歯肉の侵襲を減らすことがきることなど、2回法の利点は、2次手術時に周りの歯肉の状態を改善しやすいということがあります。ただ、以前に比べると明確な差はなくなってきています。
比較的条件の良い場合は1回法、骨や歯肉を増やさなければならない時は2回法というような分け方をする先生が多いようです。

写真提供、監修:丹野歯科医院 院長 丹野 努 先生

右下5番の先天欠損です。先天欠損とは、生まれつき歯がないことを言います。最近、そういうお子さんが増えているそうなので、子供の頃に一度、レントゲンにより確認しておいた方が良いかもしれません。


粘膜を切開し、骨に埋入窩を形成します。


ノーベルリプレイスインプラントを埋入。2回法で行うためカバースクリューで蓋をして、粘膜下に置き縫合し、2ヶ月待ちます。手術時間は約10分です。


吸収性の縫合糸で粘膜を閉鎖します。


2ヶ月後、粘膜を開きます。


ヒーリングアバットメントを植立します。


角化歯肉を頬側に移動し、縫合します。


粘膜が治癒したら、型取りをします。


 

アバットメントを植立しました。


かみ合わせの調整をして、メタルセラミッククラウンを装着します。

インプラントは虫歯になりませんが、歯周病(周囲炎)が起こる場合があります。長持ちさせるために、歯科医院で半年に一回程度、定期的なメインテナンスを行って下さい。


インプラント治療にあたって

丹野歯科医院 院長 丹野 努 先生

最近、生まれつき歯が無いお子さんが増えているそうです。 今までは両側の歯を削って、ブリッジ治療を行うしかありませんでしたが、インプラントの登場により、他の歯を削らないで済むようになりました。ただ、成長期はインプラント治療の適応外となりますので、インプラントを行えるのは、成長期が過ぎてからになります。

丹野歯科医院
〒323-0024 栃木県小山市宮本町3-8-29
電話:0285-22-0164

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