インプラントの費用は、おおまかに分けて次の2つから成り立っています。
医院によって、様々な料金体系がありますが、基本的にこの2点をおさえておけば、おおよその費用がわかります。
インプラントの費用とひとくちにいっても、医院によって、含まれる内容が異なります。ここでは、よくある表記をもとに、インプラントの費用の見かたを解説します。
金額がまとめて表示されている場合
例: ★インプラント1本 __円
内訳が示されている場合
例: ★インプラント1本 __円
★上部構造 ______円
インプラントにかかる費用の総額が表示されており、わかりやすい印象を受ける書き方です。
ただ、この書き方の場合、医院によっては本体を顎骨に埋めるオペの費用だけを示している場合もあります。(※上図POINT2参照)、その場合は、上部構造(※上図POINT1参照)の費用が別途かかります。オペの費用と上部構造の費用の合計が、およその実質的な治療費となります。
一般に上部構造は、本数やつくりにもよりますが、数万〜十数万円かかりますので、上部構造を含む、含まないによって、治療費の総額は大きく異なります。
上部構造が含まれていない場合には、事前に上部構造の費用の確認を行ない、インプラントで歯を回復するためにかかる治療費の総額を把握しておくことを、おすすめ致します。
インプラントのオペ費用と、上部構造の費用が明示されています。その2つの合計がインプラントにかかる治療費になります。治療にかかる総額がわかりやすい書き方です。
インプラントのオペ費用と上部構造の費用で、おおよその治療費を把握できますが、その他にも、術前の検査、相談の際にかかる費用や、術後の定期健診の費用などが必要になります。
実際の治療にあたっては、治療する歯の本数、歯の質、噛み合わせ、骨の状態、歯周組織の状態、回復力などが、一人ひとり異なります。そのため、必要な検査、処置、薬品、材料等、治療期間等には、どうしても個人差が生じます。
たとえば風邪で病院にかかる場合でも、どのくらいの薬が必要で、何回の通院が必要で、何日くらいで回復するか、という個々の詳細なことに関しては、経過を観察しながら様子を見て判断することになるはずです。
それと同様に、インプラントの治療も、オペの術前や術後にかかる治療の回数や薬の処方の有無等、個人差が生じる部分に関しては、お口の状態を見ながら判断することになるでしょう。その内容によって、オペの費用、上部構造の費用以外に、多少の費用がかかる場合があります。
また、お口の状態によっては、骨造成、サイナスなどの追加オペ、特殊処置が必要な場合がありますし、特殊な麻酔やCT検査などを行なう場合にも、それらの費用が加算されます。
複数の歯が無い場合のインプラントでは、埋入するインプラント体の本数や、上部構造の設計の違いで、治療にかかる費用は数万〜数十万円の差が生じます。歯や顎の状態によって、適した設計が変わりますので、事前に歯科医師と相談して、自分にあった治療プランを決定して下さい。
インプラントの費用は、個々の症例によって必要な処置が異なるため、一律に提示しにくい性質があります。歯科医院のホームページで提示されている費用を目安に、自分の場合はどうなのか、正確な費用に関しては、インプラントを行なわれる歯科医師の先生に相談して、ご確認下さい。
インプラントの費用は、安いから良いというものでも、高いから良いというものでもありません。治療費だけでの比較でなく、実績や評判、施設、症例数など、そして、自分自身が安心して歯をまかせたいドクターかどうか等、様々な要素から比較して、納得のできる医院で行なうことが理想的です。
複数の医院に相談や見積もりに行くのは、それなりの手間や時間がかかりますが、自分の症状に対する治療法の可能性を知れる、医院や先生の雰囲気がわかる等の利点があります。ご自分の大切な健康のために、信頼できる歯科医師のもとで、納得のいく治療を受けて下さい。