インプラントの費用の相場の変遷。2000年代~現在の、相場の移り変わりについて。

インプラントの費用の相場

インプラントの相場 2000年頃:50万~100万円 2010年代:30万~50万円

現在のインプラントの相場は、総額で30万円から50万円程度となっています。

2000年頃は50万円から100万円程度が相場だったので、依然高額な治療ではありますが、昔と比べると、かなり治療が受けやすくなったといえるでしょう。

インプラント治療は一部の症例で保険適応が認められていますが、適応条件が厳しく、通常は保険外の自由診療で治療を受けることになります。

自由診療は医院が自由に費用を設定するので、医院によって治療費に違いが出ますが、おおよその目安としての相場は30万円から50万円程度といわれています。

昔は今よりもインプラントは特殊な治療で、術式や材料なども現在とは異なっていました。インプラントを日本に導入した先生は、この先端の治療をなるべく広めたいという気持から、1本あたり100万円程度で治療をスタートしたそうです。かなり高い治療費だと思いますが、当時はそれでも大赤字だったそうです。

一部の人しか受けられなかった特別な治療が普及して価格も下がり、一般の方でも受けやすくなっていく、というのはインプラントに限らず、他の治療でも見られるプロセスです。そうして現在は30~50万円程度で治療が受けられるようになりました。

これ以上、相場は下がるか?

では、もっと待てば今よりも安く治療が受けられるのでしょうか?

可能性はゼロではないと思われます。しかし、これ以上大きく下がることは期待できないと思われます。それは、他の類似する治療との費用比較から推察されます。

インプラントの費用は、おおまかにわけるとインプラント体を顎の骨に埋め込んで人工の歯根を作る費用と、その上にかぶせる人工歯(上部構造)の部分を作る費用にわけられます。

前者の歯の根にあたる部分を作る事についてはインプラント本体の費用に加え、オペそのものの技術を提供するための費用、オペを行うために必要となる費用(消耗品代、薬品代、インプラントのオペを行うために必要な器具や設備にかかる費用、オペに必要な人員の確保にかかる費用など)がかかります。

後者の上部構造と類似しているのが、被せものの歯を作る治療、ブリッジやさし歯の治療です。 上部構造はセラミックで作られることが多いので、自由診療のセラミッククラウンの価格に、アバットメントなど接続する部分の費用を加えた費用が、上部構造の相場であるといえるでしょう。

セラミッククラウンの治療費には、使用するセラミックの種類等によって幅がありますが、おおよそ10万円程度が相場と考えられます。 それらのコストからして、これ以上相場が著しく低下する事は考えにくいことだと言えるでしょう。


激安インプラントは?

一部、激安のインプラントを提供している歯科医院もありますが、いくつかの料金プランが用意されていて、実際には相場程度のものを選択するように誘導される事が多いようです。

低価格の医院へ相談にいったはずが結局は高い見積りになり、それならばと別の医院へ相談へ行った、という事例もあります。

必要な器具や設備、人員などの削減によって、低価格のインプラントを提供する歯科医院もありますが、そのために衛生面や安全面がおざなりになるような事があっては本末転倒です。

高ければいい、安いのはダメ、というものではありませんが、衛生管理や安全性、術後のフォロー体制など、後々の事まで総合的に考えて慎重に医院選びをする事をおすすめいたします。


過去に行った治療費の平均額の調査

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