インプラントの歯科選びのポイントとは

医院選びのポイント

医院選びが大切な理由

インプラントはどこの歯科医院で受けても同じ結果が得られるわけではありません。

見た目や機能に問題が無い結果を得られたとしても、使用するインプラントの材質や形状、インプラント体を打ち込む角度、上から被せる人工歯の素材や形状など、ドクターによって治療内容の細かな点で、違いが出る場合が多いでしょう。

治療前の検査の内容、歯科医師や歯科医療スタッフと接する際の雰囲気、総治療費の差なども含めると、受ける医院によっての違いはますます広がります。

そして残念ながら、インプラント治療を行っていると掲げていても、治療ががあまり得意でない歯科医師や、設備の面で不十分な歯科医院も中には存在します。

安全で満足のいく治療を受けたい、というのはインプラント治療を検討されている方にとって、切実な願いだと思います。 しっかり噛める歯を取り戻したくて治療を受けるのに、かえって良くない状態になるような事がないよう、医院選びは慎重に行うことが望ましいでしょう。


術前にCTを撮影してもらえるかどうか

院内にCTを設置しているところは、それなりにインプラントの症例の本数が多いといえると思われます。 なぜなら、CTは高級外車やマンション並みに高額で導入のハードルが高いためです。

中にはCTを設置したはいいけれど、あまりインプラントの患者さんが来ていない、という医院もあるかもしれないので、必ずしも、とは言えませんが。

また、院内にCTを設置していなくても、CT撮影が可能な医療機関などと提携して、事前にそちらでCT撮影をしてもらって、その結果をもとに治療計画を立てててもらえる医院もあります。

その場合、別の医療機関に出向く手間はかかりますが、CTで立体的に歯や骨の状態を確認した上で治療プランを作成してもらえるのは、安心して治療を受けられる要素だと思います。

10年ほど前まではCTで術前検査を行ってからインプラント治療を行う歯科医院はそれほど多くありませんでした。そのため、CT撮影は絶対に必要な条件ではない、という意見もあると思われます。

ただ、その頃はインプラントが難しそうな症例であれば、治療を積極的には行わなかった、という側面もあります。 現在は、難しい症例でもなるべく治療できるものなら治療をしよう、という流れになってきています。

その中で、難しい症例かどうかのの区別もつかないまま安易に治療を開始し、結果としてトラブルを生じてしまう歯科医師が存在しない、とはいいきれないのが現状です。

難しい症例かどうかはさておき、立体的に顎骨や歯の状態をCT撮影で確認をした上で埋入するインプラント体の太さや長さ、角度などを検討してから治療をしてもらうほうが、そうでない場合より、安全だといえるでしょう。


経験が豊富な歯科医師かどうか

たくさんの症例をこなしている先生のほうが、安心してお任せできる感はあります。 ただ、医院が公表している症例数が本当の数字かどうかについては、客観的に精査することが困難なので、鵜呑みにして良いかどうかは注意が必要かもしれません。

中には経験が浅くてもインプラント治療に高い素質を持ったドクターと出会える場合もありますので、症例数は一つの目安として参考にするのが良いと思われます。


それ以外の気になるポイント

インプラントは新しい製品が発売されるサイクルも他の歯科治療に比べると早めで、難しい症例の対応についてや、トラブルに関するリカバリーの方法についての著作なども次々と発表されるので、学びを続ける姿勢をもった歯科医師とそうでない歯科医師では、治療方針の立て方や選択肢の幅に差が生じるところがあると思われます。

ただ、メーカー側のアナウンスを鵜呑みにして最新の技術を取り入れた結果、予後が思わしくない場合や従来の手法と比べて成功率が劣る場合も無いとはいえないようなので、やたらに最新の技術を勧めるのではなく、その後の経過なども慎重に見据えた上で勧めてもらえる歯科医師のほうが良い場合もあると思います。

また、専門のオペ室などもあったほうがより安心できると思いますが、あまりに設備にかかる投資がかかってしまった結果、本当にインプラント治療が必要かどうか微妙なラインの患者さんにもインプラントを勧める傾向が強い歯科医院も無いとはいえません。

かといって、安価にできるインプラントを売りにするために、設備を抑え、滅菌などの準備やオペを行う際に必要な時間やスタッフの人件費の削除を行うなど、安全面に問題があるような事があっても困ります。

医院のホームページを見れば何らかの情報は得られますが、実際に足を運んで見る事で、見えてくるものもあります。 慎重に医院選びを進めるのであれば、1つの歯科医院だけでなく、いくつかの歯科医院に足を運んでみるのが良いでしょう。


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